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だから、私はコンサートをすることにした。

2019年、7月、会社を辞め、オリンピック開会式前日の2020年7月23日、調布グリーンホール。 オリンピック閉会式翌日の2020年8月10日調布たづくりホール確保した。 そして2020年3月24日オリンピック延期。新型ウィルスによる集会禁止。 一生に一度の地元のオリンピックで、外国から来た方に日本の音色でおもてなしをするという企画が、未曽有の事態によって、違う方向へ。 いつも最悪に見える人生のタイミング。運命は自分にいったい何を教えようとしているのか。 たった一人の音楽パートナードンとドンキホーテのように無鉄砲な企画に立ち向かう名もなき車いす。空を飛べるか。

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君が代の憂鬱
Kさんがコーラスグループを手伝ってくれることになった。(2019/10/06君が代か。歌いたくないなあ。

間違えなく良くなるので、有難いことだ。
ただ、OKの条件は「君が代以外ならやりましょう」だった。

ギターを手伝うといったSさんは君が代を編曲することが問題だということで、参加を保留。胡弓の師匠に至っては伴奏をしてもらえるかどうかの返事がない。

私の「2019/10/03君が代を歌いたい」で言っていた「一緒に歌いたくなる秘策」企画は以下だ。

1、 胡弓で前奏を入れた君が代を私が一人で歌う
2、そのまま アカペラで君が代の輪唱から始まりこきりこが混ざっていき、どんどんこきりこが増えて最後はこきりこになる。(1~2分くらい)
3、 幕が開いてこきりこの演奏が始まる。(かなり大勢で演奏する。)

この企画の何が秘策かというと、二つの曲のハーモニーがいいことと、二つの曲の長さがほんの1小節違うため、どんどん輪唱していって繰り返しても全く重ならず増えていくことで、面白くなって自分も歌ってみたくなる面白さがあると思ったからだ。

また、古今和歌集以前からある古い歌に、雅楽の曲をつけて国歌にしたという、どちらかというと身分の高い人々が伝えてきた印象の君が代と、そして歴史に名前の出てこない、庶民の労働や生活を歌った民謡の中で最古といわれるこきりこが、こんなに響きあって美しい音色になるという実験をしたかったのだが、いっしょに歌う人も演奏する人も見つからない。

あきらめきれないのでPVのテーマ曲にした。

ドンは、「やらない曲を使うのはおかしい。」といったが、君が代もこきりこも「日本の音色」(それも最古の)であることは間違えないので、一日かけて作った。



少しすっきりした。

いろいろな考えの人がいて、それを認めることを日本人はとても大切にする。

そして、自分の属するもの、変えられない自分の根っこ、を愛することを、とても大切にする。

宇宙も地球も人種も自分の性別も出身地も血統も否定することはよくない、と思われている。そのなかに国も入っているはずだが、国旗や国歌については大声で肯定できないことになっている。どちらかという否定する人の方が大声を出す。教えないとか、国歌に紙を貼る学校もあるらしい。

今はそれほどではないのかもしれないが、否定の代わりに若い人にも根強く残ったのは君が代を歌うということへの気恥ずかしさだ。

ラグビーのどこかの監督が日本を理解するために、さざれ石を見に行ったとテレビで言っていた。でもその監督はまさか、日本人でそれを習わず、歌えない人がいるとは知らないだろう。

私は自分自身、オリンピックが終わったら、君が代を頑張って歌おうとは思わないと思う。歌っても歌わなくてもどうだっていいことかもしれない。でもあきらめきれずに練習している日々である。
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